「お隣の視線が気になって、庭でくつろげない…」
「道路から家の中が丸見えで、カーテンを開けられない…」
目隠しフェンスを設置すれば、プライバシーを確保しながら風通しや採光も保てます。ただし、フェンスは種類・高さ・素材・基礎の組み合わせで費用も性能も大きく変わるため、「何を選べばいいかわからない」という声をよく耳にします。
この記事では、目隠しフェンスの主要タイプと費用相場、高さの選び方、基礎工事の違い、そして東濃エリアの気候に合った選定ポイントまでまとめました。
目隠しフェンスの種類と特徴
目隠しフェンスは、板の向きや隙間の取り方によって目隠し効果と風通しのバランスが大きく異なります。主な4タイプを紹介します。
① 横ルーバータイプ
板を斜めに重ねて取り付けることで、視線を遮りながら風を通す構造です。目隠し効果と通風性のバランスが最も優れており、住宅の外構で最も人気のあるタイプです。LIXILのフェンスAB YL1型がこのタイプの代表的な製品です。
② 横目隠しタイプ(横板張り)
板と板の隙間をほぼなくし、正面からの視線を完全にカットします。目隠し率は最も高い反面、風をまともに受けるため、風圧への対策(太い柱・しっかりした基礎)が必要になります。
③ 縦格子タイプ
縦方向に格子を並べたデザインで、正面からは目隠し効果がありますが、斜めの角度からは中が見えやすくなります。スタイリッシュな見た目でモダンな住宅に合いやすく、風の抵抗も比較的少ないのが特徴です。
④ 採光ルーバータイプ
ルーバー部分に半透明のパネルを使い、光を取り込みながら視線をカットします。LIXILのGスクリーン目隠しフェンスタイプでは、スリットパネル(目隠し率40%)と目隠しパネル(目隠し率88%)を組み合わせることで、場所に応じた目隠し度の調整ができます。日当たりを確保したい南面や、暗くなりがちな北面の境界に向いています。
素材別の比較|アルミ・木調アルミ・樹脂・天然木
フェンスの素材によって、費用・耐久年数・メンテナンスの手間が大きく異なります。
アルミ(形材)
耐久年数は30年以上で、サビに強くほぼメンテナンスフリーです。カラーバリエーションも豊富で、最もコストパフォーマンスに優れた素材です。
木調アルミ
アルミの表面に木目調のラッピングを施した素材です。天然木のような温かみがありながら、耐久性はアルミと同等の30年以上。木材のように朽ちることなく自然な風合いをキープでき、メタル調なら味わい深く経年変化した鉄の色や質感を再現します。ただし、通常のアルミよりも価格は高くなります。
樹脂(人工木)
木粉と樹脂を混合した素材で、耐久年数は15〜30年。腐食やシロアリの心配がなく、天然木に近い質感を持ちます。ただし紫外線による色褪せが起こるため、経年で見た目が変化します。
天然木
自然な風合いが最大の魅力ですが、耐久年数は5〜10年と短く、1〜2年ごとの防腐塗装が必要です。ウリン材など硬木を使えば耐久性は上がりますが、材料費が高くなります。
※ここでの「耐久年数」は製品の物理的な寿命の目安です。税務上の法定耐用年数(金属造フェンスの場合10年)とは異なります。
費用相場|1mあたり+総額の目安
目隠しフェンスの費用は、素材と高さによって大きく変わります。以下は工事費込みの目安です。
| 素材・タイプ | 1mあたりの費用(工事費込み) |
|---|---|
| メッシュフェンス | 7,000〜10,000円 |
| 目隠しフェンス(アルミ横格子・ルーバー) | 15,000〜35,000円 |
| 目隠しフェンス(木調アルミ) | 20,000〜35,000円 |
| 目隠しフェンス(樹脂・人工木) | 15,000〜25,000円 |
| 施工長さ | 総額の目安(目隠しフェンスの場合) |
|---|---|
| 10m | 25万〜40万円 |
| 20m | 50万〜80万円 |
※高さ150cm前後の一般的な目隠しフェンスの場合。高さやグレードによって上下します。メッシュフェンスの場合は10mで7万〜10万円程度とさらに安くなります。
高さの選び方|目的別の目安と法的な制限
目隠しフェンスの高さは、「何からの視線を遮りたいか」で決まります。
120cm:座った状態の視線を遮る高さ。リビングの窓際に座っている人からの目隠しに適しています。圧迫感が少なく、庭の開放感を保てます。
150cm:防犯効果も出始める高さ。道路から庭の内部が見えにくくなり、適度な目隠し効果があります。林組の施工事例でもこの高さの横格子フェンスを設置しています。
180cm:立った状態の歩行者の視線をほぼ完全にカットできます。道路に面した境界で本格的な目隠しが必要な場合に適しています。
200cm:2階からの視線を除き、ほぼ完全な目隠しが可能です。ただし圧迫感が出やすく、風圧も大きくなるため基礎の強化が必要です。
法的な基準について
建築基準法施行令第62条の8では、補強コンクリートブロック造の塀の高さは2.2m以下と定められています。ブロック塀の上にフェンスを設置する場合も、この基準を踏まえてブロックとフェンスの合計を2.2m以下に収めるのが一般的です。
基礎の選び方|ブロック上設置と独立基礎の違い
フェンスの基礎は大きく分けて2種類あり、設置場所の状況によって選び方が変わります。
① 既存ブロック塀の上に設置する方法
すでにブロック塀がある場所に、ブロックの上からフェンスの柱を立てる方法です。既存のブロックを活用できるため、基礎工事の費用を抑えやすいのがメリットです。ただし、ブロック塀の状態が悪い場合(ひび割れ・傾き・築30年以上など)は安全上この方法は使えません。また、ブロックに柱を立てるための穴をあける「コア抜き工事」が1箇所あたり6,000〜10,000円ほど必要になります。
② 独立基礎で設置する方法
地面に穴を掘り、コンクリートの基礎ブロックを埋め込んで柱を立てる方法です。ブロック塀がない場所にも設置でき、高さのあるフェンスにも対応しやすいのがメリットです。基礎1箇所あたり5,000〜15,000円程度の費用がかかりますが、ブロック塀の撤去費用と比べればトータルで安くなるケースもあります。
東濃エリアの気候とフェンス選び
土岐市・多治見市・瑞浪市など東濃エリアの気候には、フェンス選びで意識すべきポイントがあります。
夏の猛暑と強い日差し
多治見市は2007年8月に40.9℃を記録した猛暑エリアです。樹脂フェンスは紫外線による色褪せ・反りが起こりやすいため、長期的な見た目を重視するならアルミ素材の方が安心です。
冬の積雪と風
多治見市の垂直積雪量は建築基準法上30cm以上と定められており、基準風速はVo=32m/sです。完全目隠しタイプ(横板張り)は風圧をまともに受けるため、東濃エリアではルーバータイプの方が構造的に有利です。ルーバーは板の隙間から風を逃がすため、強風時にフェンスや基礎にかかる負荷を軽減できます。
補助金を活用できるケース|ブロック塀の撤去
古いブロック塀を撤去して目隠しフェンスに交換する場合、自治体の補助金を活用できる可能性があります。
土岐市:ブロック塀等撤去費補助金
撤去するブロック塀の面積×1万円 or 撤去費用の1/2のいずれか少ない方(上限20万円)。公道や通学路に面した高さ0.6m以上のブロック塀が対象です。
多治見市:ブロック塀等除去補助金
塀の延長1mにつき1万円 or 除去費用の1/2のいずれか少ない方(上限20万円)。高さ1.0m以上のブロック塀が対象です。
ご注意ください:いずれの自治体も補助金の対象は「撤去工事」の費用であり、撤去後のフェンス新設費用は補助対象外です。予算に達し次第終了となるため、検討中の方は早めの申請をおすすめします。
林組の目隠しフェンス施工事例
林組では、土岐市・多治見市・瑞浪市を中心に、目隠しフェンスの設置工事を数多く手がけています。
事例① 高さ150cmの木調ルーバーフェンスで視線をカット
お隣との境界に仕切りがなく庭が丸見えだったお宅に、横格子タイプの目隠しフェンスを設置。エアコン室外機もフェンスで目隠しし、プライバシーを守りながらメンテナンスにも配慮した設計です。
事例② 倒れかけのブロック塀を撤去し目隠しフェンスを新設
老朽化して傾いていたブロック塀を撤去し、コンクリート基礎の上にブラックのスタイリッシュな目隠しフェンスを設置。倒壊リスクの解消と外観のモダン化を同時に実現しました。
まとめ|目隠しフェンス選びのポイント
目隠しフェンス選びで押さえるべきポイントは、「何をどこまで隠したいか(高さ)」「風通しとのバランス(タイプ)」「メンテナンスの手間と寿命(素材)」「設置場所の状況(基礎)」の4つです。
東濃エリアの気候を考えると、風を逃がせるルーバータイプ+耐久性の高いアルミ素材が安心な選択肢です。古いブロック塀からの交換であれば、補助金(上限20万円)の活用も検討してください。
林組はLIXIL製品の取扱代理店として、フェンスAA・ABシリーズやGスクリーンなど豊富なラインナップからお客様の住まいに合った製品をご提案いたします。現地の状況を確認したうえで、最適なフェンスの種類・高さ・基礎をお見積もりいたします。
「うちにはどのフェンスが合う?」
「費用はどのくらいかかる?」
という方は、現地調査・お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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