駐車場・アプローチの照り返し対策|舗装の種類と費用の目安を東濃の林組が解説

駐車場やアプローチの照り返し対策と、舗装の種類や費用の目安を土岐市の林組が解説

【この記事の要点】

  • 夏の駐車場・アプローチは表面温度が50〜60℃を超えることもあり、照り返し(輻射熱)が家まわりの暑さの一因です。
  • 路面の暑さ対策は主に3つ。遮熱塗装・保水性舗装・植栽です。
  • 後付けしやすいのは遮熱塗装(約11〜15℃低下)、冷却効果が大きいのは保水性舗装(約10〜20℃低下)です。
  • 人工芝は「涼しそうで実は高温」になる点に注意が必要です。

「9月なのに、駐車場からの照り返しがまだ暑い……」

9月に入っても、東濃の残暑はなかなか和らぎません。
庭やベランダに出たとき、駐車場のコンクリートやアスファルトから「モワッ」とした熱を感じたことはないでしょうか。これは路面がため込んだ熱による照り返し(輻射熱/物の表面から出る熱のこと)が原因です。

結論から先にお伝えします。駐車場・アプローチの暑さは「遮熱塗装」「保水性舗装」「植栽」の3つで大きく軽減できます。
この記事では、それぞれの効果と費用の目安、失敗しない選び方を、東濃エリアで工事を手がける林組がわかりやすく整理しました。外構の暑さにお悩みの方の判断材料にしてください。

夏の強い日差しを浴びて照り返しが強くなっているコンクリートと砂利の駐車場
夏の駐車場は照り返しで暑さがこもりやすくなります

まず結論|足元の「照り返し」が家まわりの暑さの一因

多治見市は国内でも有数の高温地域として知られ、2026年7月21日には40.3℃(この日の全国最高気温)を記録しました。気象庁も同年4月に、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを決めています(気象庁)。

そんな厳しい夏に見落とされがちなのが足元の暑さです。夏の日中、アスファルトやコンクリートの表面温度は50〜60℃、条件によっては65℃近くまで上がります。環境省のガイドラインでも、路面温度が60℃を超えるケースが挙げられています。日中にたまった熱は夕方以降もじわじわ放出されるため、夜になっても暑さが引きにくくなります。

戸建てでは駐車場やアプローチがまとまった面積を占めることが多く、ここが「熱をためる場所」になっている家は少なくありません。外構全体の涼しさの工夫は夏でも涼しく過ごすための外構アイデアでもまとめていますが、この記事では路面(駐車場・アプローチ)の暑さ対策にしぼって掘り下げます。

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うちの駐車場、
暑さ対策できる?

林組スタッフ

土岐市・多治見市・瑞浪市の外構・舗装工事は、まずは無料でご相談を承ります。地域の気候や土地の特性をふまえて暑さ対策をご提案します。

対策1:遮熱塗装|表面で熱を反射して温度を抑える

遮熱塗装は、舗装の表面に近赤外線(太陽光に含まれる熱の成分)を反射する塗料を塗る方法です。
熱の吸収そのものを抑えるので、路面の温度上昇を防げます。

効果としては、未塗装のアスファルトと比べて路面温度をおよそ11〜15℃下げられるとされています(製品や色によって差があります)。「60℃近くあった路面が45℃程度まで下がった」という測定例もあります。

費用の目安は1㎡あたり2,000〜7,000円程度、住宅の駐車場1台分(約15㎡)で8〜15万円程度(工事費込み)が一般的な相場です。耐用年数は製品のグレードによって5〜15年程度と幅があり(ウレタン系で5〜10年、シリコン系で8〜15年ほど)、時期がきたら再塗装で効果を保てます。

すでにある駐車場に後から施工できるのが利点で、「舗装をやり直さずに暑さだけ抑えたい」という方に向いた方法です。

対策2:保水性舗装|水の力(気化熱)で冷やす

保水性舗装は、舗装の中に水をためておき、その水が蒸発するときの気化熱(水が蒸発するときに周りの熱を奪う現象)で路面を冷やす仕組みです。
打ち水と同じ原理を、舗装そのものに持たせたものと考えるとわかりやすいでしょう。

(一社)日本道路建設業協会の資料によると、保水性舗装は一般的なアスファルト舗装に比べて夏の日中に10〜20℃程度、実証例では約14℃路面温度が下がったとされています(日本道路建設業協会:保水性舗装)。効果は遮熱塗装より大きくなる場合があります。

費用の目安は1㎡あたり6,000〜12,000円前後で、通常のアスファルトより高めです。降雨や散水で水分が補われると冷却効果が回復するため、まとまった面積の駐車場を新しく作るタイミングでの採用が向いています。

なお、透水性舗装(水を下に通して水はけをよくする舗装)と混同されがちですが、目的が違います。水はけ重視なら透水性、暑さ対策なら保水性、後から手軽に対策するなら遮熱塗装、と整理すると選びやすくなります。舗装そのものの費用感はコンクリート舗装の費用の内訳と目安もあわせてご覧ください。

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対策3:植栽|日陰と蒸散で体感温度を下げる

一戸建ての庭に暑さ対策や日よけとなるシンボルツリーを植栽する造園工事の様子
植栽は日陰と蒸散で足元の暑さをやわらげます

舗装だけでなく、植栽(樹木や植え込み)も有効な暑さ対策です。
木は日陰をつくるだけでなく、葉から水分を出す蒸散作用によって周囲の熱を奪い、体感温度を数℃下げる効果があります。ヒートアイランド対策として緑化がすすめられているのも、この働きがあるためです。

シンボルツリーを1本植えるだけでも、駐車場やアプローチに落ちる直射日光をやわらげられます。ただし、水切れ(乾燥)で蒸散が止まると冷却効果は下がるため、無理なく世話できる樹種選びと、土や水やりの計画が大切です。

注意|人工芝は「涼しそうで実は高温」

暑さ対策のつもりで人工芝を選ぶ方がいますが、注意が必要です。
人工芝は夏の直射日光で表面温度が50〜70℃、条件によっては80℃を超えることもあります。裸足の子どもやペットにはやけどのリスクもあります。

一方、天然芝は蒸散作用があるため、人工芝より最大で約30℃低いという報告もあります。見た目や手入れのしやすさで人工芝を選ぶこと自体は問題ありませんが、「涼しくするため」に選ぶ素材ではないと知っておくと失敗しません。

よくある質問(FAQ)

Q. 駐車場の暑さ対策で、いちばん効果が高いのはどれですか?

路面温度を下げる効果だけを見ると、保水性舗装(約10〜20℃低下)が大きくなりやすいです。ただし新設向きで費用も高めです。すでにある駐車場に手軽に対策するなら遮熱塗装(約11〜15℃低下)が向いています。日陰と組み合わせたいなら植栽が有効で、複数を組み合わせるのがおすすめです。

Q. 遮熱塗装の費用はどのくらいですか?

一般的な相場で1㎡あたり2,000〜7,000円程度、駐車場1台分(約15㎡)で8〜15万円程度(工事費込み)が目安です。面積や下地の状態、製品のグレードによって変わります。

Q. 保水性舗装と透水性舗装はどう違いますか?

保水性舗装は水をためて蒸発時の気化熱で路面を冷やす「暑さ対策」の舗装です。透水性舗装は水を下層まで通して水はけをよくする舗装で、目的が異なります。

まとめ|東濃だからこそ、足元の暑さ対策を

駐車場やアプローチのコンクリート・アスファルトは、夏に50〜60℃を超えることもあり、家まわりの暑さの一因になっています。対策は主に3つです。

この記事の要点(おさらい)
①遮熱塗装:表面で熱を反射。約11〜15℃低下。1台分8〜15万円目安・後付け向き
②保水性舗装:気化熱で冷やす。約10〜20℃低下。1㎡6,000〜12,000円・新設向き
③植栽:日陰と蒸散で体感温度を下げる。水やり計画が大切
④人工芝は注意:夏は表面50〜80℃と高温。涼しさ目的には不向き

どの方法が合うかは、いまの駐車場の状態や予算、面積によって変わります。多治見市をはじめ東濃地域は全国でも屈指の暑さになる土地です。だからこそ、駐車場やアプローチの照り返し対策は、この地域の住まいにとって実用的な工夫だと言えます。「うちはどの方法が合う?」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。お見積もりは無料です。

※本記事の費用相場は2026年時点の一般的な参考値です。面積・下地・製品のグレードなどで変動するため、正確な費用は現地確認のうえお見積もりいたします。気温・気象の情報は最新の公的発表をご確認ください。

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