「新築のときは予算の都合で外構照明を見送ったけれど、住んでみたら夜が暗くて不安……」
「帰宅時に鍵穴が見えない」「駐車場が暗くて車を停めにくい」
こうした後悔の声は、私たち林組にも本当によく届きます。
実は、外構照明は新築時につけ忘れやすい設備の代表格です。建物本体の予算を優先するあまり、外まわりの照明が後回しになるケースは珍しくありません。
しかし、暗い外構は不便なだけではなく防犯上の大きなリスクでもあります。警察庁の統計によると、2024年の住宅対象侵入窃盗は全国で約16,000件、1日あたり約44件のペースで発生しています。しかもALSOK全国治安ランキング2024によると、住宅侵入盗の遭遇率で岐阜県は全国ワースト3位。東濃エリアにお住まいの方にとって、決して他人事ではありません。
この記事では、「後からでもできる外構照明の追加方法」を、電源タイプ別にわかりやすく解説します。「どこから電気を取るの?」「壁に穴を開けるの?」「DIYでもできるの?」——そんな疑問にお答えしていきます。
外構照明を後付けする3つの電源タイプ
外構照明を後から追加する場合、電源の取り方が最大のポイントです。大きく分けて「ソーラー」「ローボルト(12V)」「100V直結」の3タイプがあり、それぞれ費用・工事の難易度・明るさが異なります。
ソーラータイプ ── 配線不要、最も手軽
太陽光で充電し、夜に自動点灯するタイプです。配線工事が一切不要なので、購入したその日から設置できます。
本体価格は1灯あたり2,000〜15,000円程度で、工事費はゼロ。センサーライトを屋外に後付けしたい方にとって、最も手軽な選択肢です。
ただし、弱点もあります。日照時間が短い冬場や、北面・日陰の設置場所では十分に充電できず、点灯時間が短くなったり、まったく点灯しないこともあります。バッテリー寿命はおおむね2〜3年で交換が必要です。
向いている場所: 日当たりの良い庭の通路、花壇まわり、一時的に明るさがほしい場所
ローボルト(12V)タイプ ── DIYでも設置可能な本命
屋外コンセントにトランス(変圧器)を差し込み、家庭用100Vを12Vに変換して専用ケーブルで各灯具に電気を送る仕組みです。
最大のメリットは、電気工事士の資格が不要であること。電気工事士法施行令第1条では、36V以下の二次側配線は「軽微な工事」として資格不要と規定されています(経済産業省PDF)。つまり、トランスから先の配線はDIYでも施工できます。
費用の目安は、トランス+灯具1〜3灯のセットで30,000〜80,000円程度。業者に設計・施工まで依頼する場合は、複数箇所の設置で100,000〜300,000円が相場です。
なお、市場で広く流通しているタカショーの「LEDIUS」シリーズでは「ローボルト®」が登録商標として使われています。ホームセンターや外構業者で見かける機会も多く、部材の入手性が高い点も後付けに向いています。
向いている場所: 玄関アプローチ、駐車場、庭の死角など、しっかり明るさを確保したい場所
注意: トランスを差す屋外コンセントが必要です。もし自宅にない場合は、コンセントの増設工事(既存配線からの分岐で約12,000〜16,000円、分電盤から新規回路で約25,000〜40,000円)を電気工事士に依頼してから設置する流れになります。
100V直結タイプ ── 最も明るいが工事が必要
家庭用100Vの電源を直接使うため、500〜1,700ルーメンの高い照度が得られます。門柱灯や大型のポールライトなど、本格的な外構照明はこのタイプが主流です。
ただし、100Vの配線工事には電気工事士の資格が必須です。さらに、外壁にビス穴を開ける工事を伴う場合、新築のハウスメーカー保証(雨漏り保証・外壁保証)に影響が出るケースもあるため、事前にハウスメーカーへの確認をおすすめします。
本体+施工費で1灯あたり30,000〜80,000円。配線ルートの新設やコンクリート面の掘削が必要な場合は、さらに費用がかかります。
向いている場所: 門柱・門扉まわり、広い駐車場、建物ファサードなど、高い照度が必要な場所
3タイプ比較表
| 項目 | ソーラー | ローボルト(12V) | 100V直結 |
|---|---|---|---|
| 電気工事士資格 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 本体価格/1灯 | 2,000〜15,000円 | 8,000〜35,000円 | 15,000〜50,000円 |
| 施工費/1灯 | 0円(DIY) | 0〜15,000円 | 15,000〜30,000円 |
| 明るさ | 100〜300lm | 200〜800lm | 500〜1,700lm |
| DIY適性 | ◎ | ○ | × |
| 弱点 | 冬季・日陰で性能低下 バッテリー寿命2〜3年 |
屋外コンセントが必要 トランスのW数に制限あり |
資格者が必要 壁穴で保証に影響の可能性 |
なぜ「後付け」でも照明をつけるべきなのか?
「費用もかかるし、今さら……」と思われるかもしれません。しかし、外構照明の後付けには、見た目以上に大きなメリットがあります。
防犯効果
2024年の住宅対象侵入窃盗の侵入手口は、無締り(47.8%)がトップ、次いでガラス破り(30.1%)です(警察庁「住まいる防犯110番」)。
そして、侵入犯の約7割が「5分以内に侵入できなければ犯行を諦める」というデータもあります。つまり、人感センサーライトの突然の点灯は、侵入者に「見つかるかもしれない」「時間がかかりそうだ」と感じさせ、犯行を断念させる効果があるのです。
政府広報オンラインでも、「センサーライトや防犯カメラを外部から見える位置に設置し、侵入しにくい家であることをアピールする」ことが住まいの防犯対策として推奨されています。
ガーデンライトの防犯効果についてさらに詳しくは、下記の記事でデータとともに解説しています。
日常の安全と利便性
暗い階段やアプローチでのつまずき・転倒は、特にご高齢の方にとって大きなリスクです。足元を照らすだけで、日常の安全性が格段に向上します。帰宅時に鍵穴がすぐ見える、駐車場で車の出し入れがしやすくなるなど、暮らしの快適さにも直結します。
外構全体の印象アップ
夜の外構は、照明一つで劇的に印象が変わります。植栽をライトアップしたり、アプローチに足元灯を並べたりするだけで、昼間とはまったく違う表情が生まれます。
後付け前に確認しておきたい3つのポイント
① 屋外コンセントの有無
ローボルトライトの設置には屋外コンセントが必要です。家の外周を確認し、コンセントの位置と数を把握しておきましょう。なければ増設工事が必要です。
② ハウスメーカー保証との兼ね合い
100V照明で外壁にビス穴を開ける場合、雨漏り保証が対象外になるリスクがあります。新築10年以内の方は特に注意が必要です。ソーラーやローボルトなら壁への穴あけなしで設置できるため、保証を気にせず後付けが可能です。
③ DIYか業者依頼かの判断
ソーラーライトは完全にDIY向きです。ローボルトも基本的にはDIYで設置できますが、「配線ルートの設計」「灯具の配光計画」「コンクリート面への配管」などが絡む場合は、外構業者に相談した方が仕上がりも安全性も確実です。
外構工事全体の費用感や業者の選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ|「暗い外構」は、後からでも変えられる
新築時に外構照明をつけ忘れたとしても、今からでも十分に追加できます。
ソーラーなら配線不要で即日設置、ローボルトなら資格不要でDIYも可能、100V直結ならプロの施工で高い照度を確保——ご自宅の状況と目的に合わせて、最適な方法を選べます。
岐阜県が住宅侵入盗の遭遇率で全国ワースト3位という現実を踏まえると、「照明を追加する」という判断は、美観の向上だけでなく家族の安全を守る行動です。
目隠しフェンスと組み合わせれば、プライバシーと防犯を同時に強化できます。
どこにどんな照明をつければ効果的か、配線ルートをどう通すか——現地を見ないとわからないことも多いのが後付け照明の特徴です。
林組では、土岐市・多治見市・瑞浪市をはじめ東濃エリアから名古屋市まで、外構照明の現地調査と無料プラン診断を行っています。「うちの外構、暗いかも」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
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