「外壁を触ったら白い粉が…これって大丈夫?」
築10年を過ぎたお住まいで、こんな心配はありませんか?
実は、築10年は住宅メンテナンスの重要な節目。
特に外壁や屋根は、このタイミングで初めての本格的なメンテナンスが必要になることが多いんです。
8月の強烈な紫外線でダメージを受けた外壁や屋根。9月に降水量が増えるため、雨が本格化する前の今の時期に点検しておくと安心です。
私たち株式会社林組は、土岐市で地域に根ざした「顔の見える経営」を大切にしながら、住宅メンテナンスをサポートしています。
なぜ「夏の終わり」がベストタイミングなのか?どんな症状が危険信号なのか?そして、東濃エリアならではの注意点は?
今回は、林組の施工経験から、東濃エリアで知っておきたいメンテナンスのコツをお伝えします。
夏の終わりにメンテナンスが必要な3つの理由
理由1:
夏の紫外線ダメージが蓄積している外壁の塗装は、紫外線を浴び続けると少しずつ劣化していきます。
簡単なチェック方法: 外壁を手のひらで軽くこすってみてください。白い粉が付いたら、それが「チョーキング現象」。塗装の防水機能が低下しているサインです。

南側や西側の壁は日当たりが良いため、チョーキング現象が起きやすい傾向があります。紫外線を多く浴びる面ほど、劣化が進みやすいんですね。
新築時の塗装の効果が薄れ始めるのが、ちょうど築10年前後。メーカーの保証も10年で切れることが多く、このタイミングでの点検は理にかなっています。築10年を過ぎて一度もメンテナンスをしていない場合、劣化が加速度的に進む可能性があります。
理由2:
東濃地域の秋は雨が多い名古屋を含む東海地方は9月に秋雨前線の影響で降水量が増加します。さらに台風の接近も8〜10月がピークとなります。
台風シーズンになると「もっと早く点検しておけば…」という声をよく聞きます。雨漏りは起きてからでは修繕費用も高額になりがちです。だからこそ、台風シーズン前の点検が重要です。
-参照 気象庁「東海地方の季節ごとの天候の特徴」
理由3:
施工に最適な気候条件塗装工事には適した条件があります:
- 気温5℃以上
- 湿度85%未満
- 雨が降っていない
夏の終わり(8月下旬〜9月上旬)は、これらの条件を満たしやすい時期。真夏の炎天下では塗料の乾燥が早すぎて施工が難しく、秋雨が始まると工期が延びてしまうんです。
今すぐできる!3つの劣化チェック
1. 外壁のチョーキング確認
先ほどもお伝えした「白い粉」のチェック。これが最も簡単で重要な確認方法です。
なぜ危険?
防水機能が失われると、雨水が壁の内部に浸透。断熱材が濡れてカビが発生したり、柱が腐ったりする原因になります。
2. コーキング(目地)のひび割れ
窓枠やサイディングボードの継ぎ目にあるゴム状の部分、これがコーキングです。

コーキングの寿命は5〜10年程度。ひび割れや剥がれを見つけたら、早めの対処が必要です。
「増し打ち」という上から重ねる方法は一時的な対処。きちんと古いコーキングを撤去して「打ち替え」することが、長持ちの秘訣です。
3. 屋根の状態(地上から確認)
屋根に登るのは危険なので、地上から見える範囲でチェック:
- 瓦がズレていないか
- 雨樋に落ち葉が詰まっていないか
- 屋根の色が部分的に変わっていないか
東濃エリアの塗装費用相場
「で、いくらかかるの?」
という声が聞こえてきそうですね。
塗装費用の一般的な相場は以下の通りです:
30坪住宅の場合:
- シリコン塗装:60〜80万円(耐用年数7〜10年)
- フッ素塗装:80〜100万円(耐用年数12〜15年)
- 無機塗装:90〜120万円(耐用年数15〜20年)
これに足場代が20〜30万円プラスされます。ちなみに、外壁と屋根を別々の時期に塗装すると、その都度足場代がかかってしまいます。同時に施工すれば足場代は1回分で済むので、点検の際は外壁と屋根の両方の状態を確認しておくと良いでしょう。
メンテナンス時期の目安
[築年数別メンテナンスの目安]
築10年:初回点検の絶好のタイミング
- チョーキング現象の確認
- コーキングの劣化チェック
- 部分補修で済むか、全体塗装が必要か判断
築15年:本格的なメンテナンス時期
- 多くの場合、初回の全体塗装が必要
- コーキングの打ち替え
築20年以降:定期的なメンテナンスが重要
- 5〜10年ごとの塗装
- 外壁材自体の交換も視野に
[外壁材別のメンテナンス周期]
外壁材によって、メンテナンスのタイミングが違います:

窯業系サイディング(東濃地域で最も多い外壁材)
- 7〜12年で再塗装
- 5年ごとにコーキング点検
- 20〜30年で張り替え検討
モルタル壁(築30年以上の住宅に多い)
- 10〜15年で再塗装
- ひび割れを見つけたら早めに補修
まとめ
夏の紫外線でダメージを受けた外壁や屋根。秋雨と台風が来る前の「今」が、メンテナンスの絶好のタイミングです。
特に築10年を迎えたお住まいは、一度プロの目で診断を受けることをおすすめします。「まだ大丈夫かな…」と思っていても、実は劣化が進んでいることがよくあります。早めの対処が、結果的に大きな節約につながるんです。
空き家の管理でお悩みの方も、定期的なメンテナンスで資産価値を維持できます。

林組は土岐市、瑞浪市、多治見市、可児市、美濃加茂市、そして愛知県の瀬戸市、春日井市、小牧市、名古屋市まで、東濃・東尾張エリアを幅広くカバー。
「うちの外壁、築10年過ぎたけど大丈夫?」
「チョーキングかどうか自分では判断できない…」
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