【2025年夏】猛暑で傷んだウッドデッキの補修・リニューアル完全ガイド

2025年夏、猛暑で傷んだウッドデッキの補修・リニューアル完全ガイド。きれいにリニューアルされたデッキで家族が楽しむ様子

週末のBBQタイム。

家族や友人と楽しむはずのウッドデッキが、いつの間にか色褪せてささくれだらけに…。

ウッドデッキでBBQを楽しむファミリー。デッキのメンテナンスで安全な屋外空間に

「子どもが裸足で歩くのが心配」

「せっかくのBBQなのに、デッキの劣化が気になって楽しめない」

そんな経験はありませんか?

2025年夏も連日40℃近い猛暑が続いていますね。この強烈な紫外線により、お宅のウッドデッキやフェンスも例年以上に劣化が進んでいるのではないでしょうか。

実は、紫外線によって木材の主成分であるリグニンが分解され、色褪せやささくれの原因となります。天然木のデッキは、ソフトウッドで5〜10年、ハードウッドでも15〜30年が寿命の目安

「まだ大丈夫」と思っていても、構造部分の劣化は見た目以上に進行している可能性があります。

今回は、30〜40代のアウトドア好きファミリーの皆様に向けて、BBQシーズンを安全に楽しむためのウッドデッキ補修方法と、メンテナンスフリーな人工木材へのリニューアルについて、費用相場も含めて詳しくご紹介します。


今すぐチェック!ウッドデッキ劣化の判定ポイント

劣化により穴が開いたウッドデッキ。構造的な危険サインの例

まずは、お宅のウッドデッキの状態を確認してみましょう。以下の症状が見られたら、補修やリニューアルのタイミングです。

✅️ 表面の劣化サイン

  • 色褪せや銀白化が進んでいる
  • ささくれや毛羽立ちが目立つ
  • 塗装が剥がれている
  • 黒ずみやカビが発生している

✅️ 構造的な危険サイン

  • 歩くと床が沈む、撓む
  • ビスが抜けやすくなっている
  • 根太や束柱が柔らかくなっている
  • フェンスがぐらついている

特に構造的な問題がある場合は、安全面から早急な対応が必要です。お子様がいるご家庭では、ささくれによるケガのリスクも心配ですね。


DIYでできる補修 vs プロに依頼すべき補修

DIYで対応可能な補修

電動ドリルを使ってウッドデッキをDIY補修する様子

表面的な劣化なら、DIYでの補修も可能です。必要な道具は、高圧洗浄機(ケルヒャーPS20など)、サンドペーパー、刷毛やローラー。手順は以下の通りです:

  1. 高圧洗浄で汚れやカビを除去
  2. サンディングで表面を平滑化
  3. 木材保護塗料を2回塗り

おすすめの塗料は、「キシラデコール」(4L缶で7,800〜9,000円)

水性なら「ガードラックアクア」

自然派志向なら「オスモカラー」です。

DIYなら材料費のみで済みますが、20平方メートルのデッキで2〜3日の作業時間が必要です。

プロに依頼すべきケース

清潔な作業着を着用したプロの職人。安全で確実なウッドデッキ補修を行う専門業者

一方、以下の症状がある場合は、安全のためプロへの依頼を強くおすすめします:

  • 歩行時に床が沈む
  • 根太や束柱に腐朽が見られる
  • フェンスの支柱が傾いている

プロによる再塗装の費用相場は、1平方メートルあたり4,000〜6,000円。20平方メートルなら8〜12万円程度です。

前回ご紹介したメンテナンスフリー外構と同様、初期投資は必要ですが、安全性と仕上がりの美しさが違います。

 10万円から始める!残暑でも楽々メンテナンスフリー外構リフォーム
 10万円から始める!残暑でも楽々メンテナンスフリー外構リフォーム
多治見市で39.5℃を記録した猛暑対策に。防草シート、人工芝、自動散水システムで年間180時間の庭仕事を削減。高齢者や共働き世帯の負担を大幅軽減。土岐市・瑞浪市...

人工木材へのリニューアルという選択肢

人工木材を使用したウッドデッキ。メンテナンスフリーで長持ちする外構リニューアル

近年、「ウッドデッキ リニューアル」「人工木材 メンテナンスフリー」で検索される方が増えています。その理由は、メンテナンスの手間を大幅に削減できるからです。

人工木材の特徴

  • 耐用年数20年以上(天然木の2〜4倍)
  • 定期的な塗装が不要
  • ささくれが発生しない
  • 防腐・防虫処理不要

主要メーカーは、LIXIL「樹ら楽ステージ」、YKK AP「リウッドデッキ200」、三協アルミ「ひとと木2」など。

ただし、メーカー保証は2年程度が一般的で、20年というのは耐用年数の話である点にご注意ください。

注意すべきデメリット

人工木材にもデメリットがあります。最大の問題は夏の表面温度。真夏には50〜60℃に達することがあり、素足では歩けません。対策として:

  • 日除けやオーニングの設置
  • 明るい色の製品を選ぶ
  • 散水して冷やす
  • サンダルを常備する

費用相場は、工事費込みで1平方メートルあたり3.5〜6万円。20平方メートルなら70〜120万円です。初期費用は高めですが、猛暑対策リフォームでご紹介した遮熱対策と組み合わせれば、快適な屋外空間が実現します。

猛暑対策リフォーム!電気代を抑えながら快適に過ごす住まいの工夫
猛暑対策リフォーム!電気代を抑えながら快適に過ごす住まいの工夫
2025年の猛暑に備えて、電気代を最大50%削減できる断熱・遮熱リフォームを徹底解説。窓断熱5万円〜、屋根遮熱塗装80万円〜など部位別の費用相場と削減効果を具体...

BBQを安全に楽しむための床材選び

アウトドア好きファミリーにとって、「バーベキュースペース」としてのデッキ活用は重要です。しかし、木製デッキでのBBQには火災リスクがあります。

安全対策

  • 耐熱マットと不燃台の二重対策
  • 消火器の常備
  • 風の強い日は避ける

より安全を求めるなら、タイルデッキへの変更も選択肢です。不燃材なので火の粉を気にせずBBQを楽しめ、油汚れも簡単に清掃できます。

建築基準法施行令や住宅性能表示制度では、手すりの格子間隔を110mm以下とすることが定められています。お子様の転落事故を防ぐため、リニューアル時には必ずこの基準を満たすようにしましょう。


まとめ

猛暑と紫外線で傷んだウッドデッキは、早めの対処が肝心です。表面的な劣化ならDIYでの補修も可能ですが、構造的な問題がある場合は、安全のためプロに相談しましょう。

メンテナンスの手間を減らしたい方には、人工木材へのリニューアルがおすすめです。初期費用は70〜120万円程度かかりますが、20年以上使えることを考えれば、長期的にはお得な選択となります。

残念ながら、ウッドデッキ単体での補助金はほとんどありません。しかし、住宅省エネ2025キャンペーンで窓や断熱の改修と組み合わせれば、家全体のリフォーム費用を抑えることができます。

林組では、土岐市、瑞浪市、多治見市を中心に、ウッドデッキの補修からリニューアルまで幅広く対応しています。特に、BBQを楽しみたいファミリーの安全対策や、子育て世帯に配慮した設計を得意としています。

夏の思い出づくりの場所を、安全で快適な空間にリニューアルしませんか?

まずはお気軽にご相談ください。

\ ウッドデッキについて、お気軽にご相談ください /

TEL:0572-56-6950

営業時間 10:00~19:00


施工事例や地域の情報、住まいづくりのコツなどを発信しています。
皆様の「いいね!」や「フォロー」が私たちの励みになります